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いやあ良い最終回だった

「天元突破グレンラガン最終回」

最終話はガチンコ殴り合い。
動いているということがそれだけで
カタルシスに繫がるアニメって素晴らしい。

銀河に乗るは銀河を投げるは銀河が刺さるは銀河が融けるは
もう銀河は煎餅ぐらいの価値しかねえな。いや、あるけど。

以降、個人的な解釈。

敵(=アンチスパイラル)ってのはつまるところ
無気力や諦めの象徴ってことなんだろうか。

つまりはやる気VS無気力。

この世界の敵のすごさというのは力が強いとか
物量とか技術力とか色々あると思うが
全ては諦めを誘うものであり、それ以外の意味を
なさないのはないだろうか。

その諦めを覆すのは意志の力であり、何度も何度も
技術や理論をぶっ飛ばして気合だけで突破してきた主人公たち。
そりゃそうだ、敵対するものが諦めである以上、覆すのは気合なわけだ。

で、この無気力だの諦めだのアンチスパイルという存在が、
視聴者に当てはまるかということが問題だと思う。

表現者の行き着く先は、やはりこうなのだろうか。
引き合いにエヴァを出すのもあれなんだが、アニメ、劇場版、色々と言われてきたが、結局言いたいことは「アニメばっか見てないで、外出ろよ」だと思う。いや、そこに色んなフォローや曖昧な感情が入ると思うけど、剥き出しの根っこの所はそこだと個人的には思う。
寺山修司も町へ出ようと言ってるし。

で、グレンラガンだが
機械化された地球に横たわるアンチスパイラルは、
もろにバーチャルの中(アニメなど)で生きる人間に見えるし。
アンチスパイラルがニアに言った、「わかる必要はない、ただ知ればいい」というのもそれらしく聞こえる。

あの話の中でいう世界、宇宙ってのは自分をとりまくものであると思う。
コミュニケーションによって争いが生まれ、人間関係が崩壊を招き、
そんな思いをするなら停滞し閉じこもって虚構世界で生きたほうがいい、そんな諦めにより全ての可能性が奪われる。

内面世界の写し絵のような役割を果たしているグレンラガンの世界、
全ての可能性はアンチスパイラル(諦め)によって奪われようとしている、それを気合で解決し穴をあけたシモン達。
道は開かれた、進むか進まないかこれからだと言わんばかりの世代交代。
そんな風に感じたんだけど、どうなんだろうか。

残念なのはそこ。いや、残念というか、もうそろそろ次に進んでもいいのではないかと思う。結局、エヴァから10年余りたって、言ってることは変わらない。今回は敵側がシンジなだけで、それ故に私小説っぽくならずセカイ系にもならずグチグチしてない(シモンは二アとの出会いで、シンジ化からの脱却を果たしている)。そんな敵をぶん殴る、俺らの道を邪魔するのなら殴り倒すと。「アニメばっかみてないで、外出ろよ」。それが真実なのだろうか。行き着いた答えなのだろうか。答えの先はやはり自分で考え行動するべきなのだろうか。この、他人任せなところを否定されている以上、これより先を求めるのは間違いなのかもしれない。
というか、そもそも作品のむこうの作者探しなどせずに、純粋にエンターテイメントとして受け止めろということなのかもしれない。

その他諸々。

死んだ人たち(カミナやキタン)のカットがあまり入らなかったのは好印象。正直、死人を最終話に出してれば単純に涙を誘うことは出来たと思う、奮起するも後少しで及ばないシモンに、カミナが力を貸すシーンとか入れりゃあ。しかし、もうシモン達は前話で覚悟完了している訳だ、もう力を貸すだのそんなシーンは必要ない。もう、振り返る必要もないし、確認する必要もないのだ。共にある、と前話で言っている。
映像として視認できるということは他者ということで、共にあるのだから必要以上なカットやシーンはいらないのだと思う。

ロージェノムは物語の過去にあたる人物。
人物の過去の覚悟完了はされたが、物語的にはまだ乗り越えていない。
諦めによって一度挫けた過去(ロージェノム=亜流アンチスパイラル)を認め、自分の糧として、乗り越えた感じが量子分解されエネルギーと融合したロージェノムによく表れていると思う。

一話冒頭の戦艦シーンについて。
多元宇宙の一つ、可能性の一つだと思う。
なんの補足もされてないのは、そのたった一つの違和感、
アニメの一挙一動で一喜一憂してるんじゃない、という皮肉にも見える。

天の光は全て星。
全ては人の輝き。諦め停滞し、塞がれていた可能性。
星の数ほどそこには出会い、ふれあいが待っている。

クオリティが高いこともあるが、この作品が良かった理由は、やはり熱かったことだと思う。萌えやなんだのにうつつを抜かしつつも、やっぱりそういうもの求めていたんだなあ、と。
確かにパロディが多すぎるのは、ともすれば鼻につくかもしれないが、
それを含めてここまで昇華しきったのは見事だと思う。
おもろかた、ありがとう。

最後に

ギミーとダリー、あいつら双子だけど絶対にやってる。




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